目線

物事のジャンルや外形は同じでも、
その物事・出来事から何を見出すかは、
立場や個人により人それぞれ違う。
形の美しさに目を奪われるのか、
動きの機能性に興味を持つのか、
また、それらに取り組む人々の精神性に惹かれるのか…、
など例えば武道に着眼するのであっても、
目線はさまざまである。

とはいえ技術と言う面に着眼し稽古するとしても、
技術と言う物は人から伝承される場合が多い、
現代は書籍や動画、インターネットなどでも情報を集める事が出来るが、
基本的に人間その物との対峙が必要である。
技術を技術のみで現実と分離する事は難しい。
もちろん難しいのであって、
出来ないとは言い切れないが極めて困難である。
人間関係のしがらみというのは当然ある。

まあそれを我慢をしろと言っている訳ではなく、
武道だけでなく人の営みには人間関係やコミュニティの中でのローカルな決まり事や、
人によっては面倒と思われるやり取りなどは、
有る物として考えておくべきであり、
その上で実際の対処や自己の在り方を考えていくと良い。
ありのままでどこに行ってもやっていけるタイプの人もたまにいるが、
少数派であろうと思う。

様々な目線の中であっても、
人間に着眼する目線が廃れる事はない。
武道を志す者も技術だけでなく、
人間を見る必要は常にあると私は考えている。

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