社会性

武道の稽古にけがは付き物と言う人がたまにいる。

確かに危険な道具や体重の様な大きなエネルギーを扱う武道は、

事故が起こった時ケガを負う事がある。

しかし、修行者の中に人に乱暴な稽古を仕掛け、

ケガをさせて、武道だから…と開き直る人がいるが、

それは違うと言いたい。

稽古の目的は相互の上達であり、

自分が上手くなるために、

稽古相手を粗雑に扱いケガを負わせるのは稽古ではない。

その様なマインドを持つ者は、

自分で個人的に危険を承知で稽古を共にしてくれる人を募るか、

稽古相手を雇いそのような乱暴な稽古をするべきで、

稽古場の他の人と同等条件で稽古する資格は無い。

日本は法治国家であり、

故意または危険があるのを知りながら安全管理を怠って人にケガを負わすのは犯罪行為である。

相手に敬意を持ち、

稽古を共にすることに感謝し、

危険な稽古に臨んでは技の成功より、安全確保の優先順位を高く置き、

人や自分にケガを負わせない稽古に努めるべきである。

自分の技量を見せつけるような自己顕示欲や、

自分の興味を満たすために他人を危険な実験台にする様な行為でケガをさせるなど、

あってはならない。

他流はどうか知らないが少なくとも剣住会では試合などもしていないし確実にそうである。

稽古の一環として自己の技量を試す稽古が仮に行われたとしても、

感情や状況に飲まれず、冷静な判断を下してもらいたいと思う。

正し、上位の者に胸を借りる際に、

ケガをさせようとして向かい合うのは論外だが、

気遣い無用の場合もあるが、武道より先に人としてどうか?

…と考えられる又は判断を下せる修行者になって欲しい物である。

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