独学


独学と言うと師匠や先生に付かずに、

自己の力で学び取った、

又は生み出したと言うように考える人がいるが、

実際は誰の話も聞かず、

本も読まず、映像も漁らず、

ネットも検索せず学び取ったり、

生み出した人は一人としていない。

人が創り上げてきた文化を学び、

世代を繰り返しながら改良を重ねた道具に囲まれ、

誰かが公開した情報を学んだり整理したりまとめて、

そこに至ったのである。

もちろん、情報を精査したり、

幾つかの選択肢から選び出すセンスや努力、

実際に行動に移し試行錯誤したり、

実際に試す努力などはその人のものだし、

たどり着いた結果や理論が有益な物であれば、

著作権や登録商標を取得する事はもちろん問題ないし大切である。

しかし、読書や映像の視聴などで集めた情報や、

人の体験談等を参考に学んだものは、

独学であると言って構わないが、

「誰にも学んでいない」と言うのは嘘である。

誰かが貴重な体験を言葉にして書き残し、

また。、高度な技術を映像に残してくれたから学べるのである。

直接学ぶと言う事はコミュニケーション力が必要であるし、

相性や方針の問題もある為、

本や映像から個人のペースで学ぶ方が向いている場合もあるかも知れないが、

そういう時でも著者や先人達の努力に感謝をするのが当然だと思う。

人に直接習っておきながら独学を語る人など論外だと私は思う。